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タイム・ウィル・テル |
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ボブが亡くなりその追悼作品。ベーシックなサウンドの中にいろいろなサウンド効果もいれつつも、しっかりときっちりと歌われていく。なんだろう、哀悼という表現が一番似合うのだろう。本当にボブは死んだのだなという気持ちにさせられるみごとな作品だ。基礎的に作られているだけに歌そのものが中心にある。バニーはしっかりとその中で歌を歌い上げていく。ボブがそうであったように何かをきっちりと、いっかりと伝えるということがボブのような・・とはなかなかいかないが、彼のスタイルで歌の本質にある部分を説得力のある歌でしっかり歌い上げられてく。
ここにあるのは本当にボブの歌だけということでいいのだろう。
I shot the sheriffは本当にアイ・シャット・ザ・シェリフになっている。そうアルバムタイトルのタイム・ウィル・テルも本当にバニーがしっかりと歌い上げている。歌の解釈は自分のスタイルで、だが気持ちはボブに向かっているのだ的な雰囲気がなんとなく出ているのが、なんとも言えない感じで結構いいような気がするのだが・・・、そう、コピーアルバムを作る必要はない。ここにあるのはあくまでもボブへの追悼なのだ。歌う側演奏する側の想いがしっかりとつたわってこなければ意味がないのだ。アマチュアがなりっきてのコピーバンドをやるのとは全く違うのだ。
誠意あふれるバニーの真剣なボブへの追悼アルバムだ。
じっくりと聞くのが一番だな。
そして音はここだけでの音作りがされている。様々なエフェクトもありプロデュースによる見事な音楽的な変化、彼のついての哀悼が見事な新たな音で表現されている、当時で考えられる最高の新たな音作りがあったりもする。後半になればなるほどその音がよくわかる構成になっていることがなによりもこの作品を楽しむことができる内容を作り上げている。
バニーの彼自身の普通の作品としてでも当然のごとく高く評価される作品だな。
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曲目 |
1,SOUL REBEL
2.I SHOT THE SHERIFF
3.TIME WILL TELL
4.BILLYFULL
5.REDEPTION SONG
6.NO WOMAN NO CRY
7.SLAVE DRIVER
8.WAR
9.CRAZY BALD HEAD
10.REBEL MUSIC |
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